「会話が弾むコミュニケーション」とは?統計的に見た会話が弾む時の2つの特徴 - 一般社団法人日本経営心理士協会
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2020.10.27「会話が弾むコミュニケーション」とは?統計的に見た会話が弾む時の2つの特徴

この記事の執筆者

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藤田 耕司(ふじた こうじ)

(社)日本経営心理士協会 代表理事/経営心理士、公認会計士、税理士

19歳から心理学を学び、1,200件超の経営指導の経験を基に成果を出す人の行動を心理学的に分析し、経営心理学として体系化。その内容を指導し、経営改善の成果を高める。
その手法を伝える経営心理士講座を開講。国内、海外からのべ4,000名超が受講。民間企業や金融庁でもその内容が導入される。日経新聞、日経ビジネス等、メディア取材も多数。

 

日本経営心理士協会代表の藤田です。

私は経営心理士として優れた経営者やビジネスパーソンの行動を心理学的に分析した結果を経営心理学として体系化し、経営のコンサルティングを行い、その内容を学ぶ経営心理士講座を主宰しています。

 

その中で、お客様や部下と深い関係を築けないというご相談を受けることがよくあります。

人間関係を築く上で重要な力の一つが会話を弾ませる力です。

この力があるかどうかで、ビジネスの状況は大きく変わります。

 

そのため、経営心理士として会話を弾ませるが上手い人のコミュニケーションを観察し、加えて統計的なデータをとることで、会話が弾むメカニズムを分析した結果、一定の傾向があることが分かりました。

その分析結果を指導したところ、お客様や部下との会話を弾ませられるようになったとの報告をいただくようになりました。

その実際の事例についてはこちらをご参照ください。

 

会話を弾ませる力を活かし、ビジネスで成果をあげた事例はこちら

 

 

今回はこの会話が弾むメカニズムの一部についてお話ししたいと思います。

 

 

会話が弾んでいる時には何が起こっているのか                     

飲んでいる時など、ワイワイ会話が弾んでいる時、どういった会話が行われているでしょうか。

 

誰かが言ったことに対して、笑う、あるいは「そう!」「なるほど!」と賛同する。

聞き手が話し手に対してそんなリアクションをとっているのではないでしょうか。

 

つまり、「話し手の発言に対して聞き手が共感する」ということが起きると「会話が弾む」という状況が生まれます。

 

逆に、話をしても一切共感が得られない場合をイメージしてみて下さい。

何を話してもノーリアクションだったり、「いや、そうは思わない」と否定されたりすると会話は弾みません。

 

また、人は強い感情を味わうと誰かと共有したくなるという欲求を持っています。

これを「共感欲求」と呼んでいます。

 

腹が立つことがあったら「ちょっと聞いてよ」と言いたくなる。

それに相手が共感してくれたら会話が弾んでいきます。

思わず笑ってしまうほどに面白いことがあったら、これもまた人に話したくなる。

その話に相手が笑ってくれたら会話は弾みます。

 

つまり、会話が弾んでいる時とは、相互に強い共感が起きている時です。

 

 

会話が弾む話題に見られる2つの傾向とは

会話が弾むことには共感が強く関係していることを裏付ける事実があります。

 

経営心理士講座のビジネスコミュニケーション心理士コースクラスAでは、「どういう話題の時に会話が弾んでいるか」というテーマでディスカッションをしていただいています。

これまで数百人の方にその答えを発表していただいていますが、その答えには毎回同様の傾向が見られます。

その傾向とは、①自分と相手に共通していること、②強く感情が動くこと、の両方を満たす話題であるということです。

この①②の両方を満たす状況、それは強い共感が生まれている状況ということになります。

 

統計的に見たこの傾向からも、会話が弾むことには共感が関係していることが分かると思います。

つまり、この2つの要件を満たす話が相手から強い共感を得やすく、会話が弾みやすい話であるということが言えるでしょう。

 

 

質問の力を活用して、会話を弾ませる話題を展開する                 

実際に現場や日常で会話を弾ませていくためには、この2つの要件を満たす話題を自然な形で展開していく必要があります。

自然な形でそういった話題を展開する上で欠かせないのが「質問」です。

 

質問をすると相手は質問内容にあった話をしてくれます。

そのため、質問によって話題を自然と変えることができます。

その質問の力を活用しながら、会話を弾ませる要件を満たす話題を展開していくことを繰り返し実践することで、会話を弾ませる力は着実に身に付いていきます。

 

では、自分と相手に共通していることとして、具体的にどういう話題があるのか。

そして、強く感情が動く話題とは具体的にどういった話題なのか。

更に、そういった話題を現場や日常で展開していくためには、質問の力をどのように活用すればいいのか。

 

これらの点については、経営心理士講座のビジネスコミュニケーション心理士コースクラスAで具体的な実例を交えて、体系的にお伝えしていきます。

この講座でお伝えした内容を現場で実践した受講生の方からは様々な報告が届いています。

 

ある営業職の受講生の方は、名刺交換をしても会話を弾ませることがうまくできず、名刺の数ばかりがたまっている状況でした。

そこで講座でお伝えしたことを名刺交換の際に試すようにしたところ、会話が弾んで意気投合し、後日、食事に行くことになったり、オフィスにお伺いすることになったりし、後に繋がるようになっていきました。

そこから、徐々に営業の成績も上向いてきたとのことです。

 

また、税理士事務所を経営されている税理士の方は、基本的に部下とは会話が弾まず、みんなが淡々と仕事をしているだけの状況で、事務所の雰囲気に危機感を感じていました。

そこでランチの時やちょっとした雑談の際に会話を弾ませる方法を試すようにしたところ、ずいぶんと会話が弾むようになり、事務所の雰囲気も明るくなったと喜んでおられました。

 

また、家族との会話でも意識して会話を弾ませる方法を実践されていた結果、今まで自分とずっと距離を置いていた高校生の娘さんが、今では頻繁にいろんな相談に来るようになったと涙ぐんで喜んでおられました。

 

このビジネスコミュニケーション心理士コースクラスAの詳細は下記をご参照下さい。

 

「ビジネスコミュニケーション心理士コースクラスA」の詳細はこちら

https://keiei-shinri.or.jp/applyinfo/course/business/

 

各コースの日程はこちら

https://keiei-shinri.or.jp/applyinfo/schedule/

 

  1. 経営心理士講座はその成果の高さが認められ、金融庁や日本銀行、大手企業などの研修にも導入されています。

 

 

また、経営心理士講座の説明会である体験講座「経営心理学を用いると人材と業績はこう変わる」を毎月開催しております。

体験講座では70枚超のパワーポイント資料をお渡しし、経営心理学のポイントをダイジェストでお伝えしています。

 

「体験講座でここまで教えてもらえると思わなかった」「体験講座なのに充実の内容に驚いた」といったご感想をいただいております。

人間心理に基づいて経営やビジネスの現場を改善していくための情報をお伝えしていますので、ご興味がございましたらご参加いただければと思います。

 

体験講座「経営心理学を用いると人材と業績はこう変わる」の詳細はこちら

https://keiei-shinri.or.jp/open-seminar-management/

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

1200件の現場を変えた実践的心理学

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