2023.4.14大﨑 友美子
私は中小企業診断士として、様々な業界の企業を訪問しご支援をしております。税理士など他の士業の方と違って、この職業には専管事項がありません。そのため対応分野が多岐にわたり、お客様からどのような問題を相談されるか分からないということがよくあります。そのため、この仕事を始めた頃は、相談されたことに答えられなかったらどうしようと、現場に行くのが怖くて仕方がありませんでした。
ところが本講座で学んだ質問法を実行したところ、恐怖感が全くなくなり、むしろ毎日現場へ行くのが楽しみになりました。講座では課題解決にあたり、まず相手の話に傾聴し、ある技法を使って質問をすることを学びます。この技法がいわゆる「ぐりもみ」質問法です。この方法で質問を繰り返し経営者に投げかけることで、次第に経営者自身が課題を整理し、解決の糸口を発見していきます。その結果、自分の専門分野ではない問題でも、その場で問題を解決し、契約を頂くことができるようになりました。
お蔭様でコンサルティングとはクライアントと協同で作り上げるものだ、ということが分かりました。クライアントの方々からも深く感謝されています。