オープンリーダーシップ - 一般社団法人日本経営心理士協会
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オープンリーダーシップ

オープンリーダーシップとは、組織を構成する人をコントロールするのではなく、それぞれの自主性を尊重し、責任感を引き出す、新しいリーダーシップの形です。

インターネットやソーシャルメディアが台頭する現在において、従業員はこれまで以上のパワーを持つようになりました。
そのため、企業はかつてのように従業員を統制していくことが難しくなっています。

このように、社会の透明化によって、企業やリーダーと従業員の関係は、尊敬や信頼、情報共有、権限委譲などによる、よりオープンなものとなりました。

従来のような垂直型・トップダウン型のリーダーシップとは異なる、コントロールを手放すことによって相手から献身と責任感を引き出すリーダーシップの形がオープンリーダーシップです。

 

オープンリーダーシップの5つのルール

オープンリーダーシップは、シャーリーン・リー氏による著書『フェイスブック時代のオープン企業戦略』で提唱されました。

著書の中でリー氏は、オープンリーダーシップを「謙虚に、かつ自身を持ってコントロールを手放すと同時に、相手から献身とお責任感を引き出す」ものと定義し、その源は従業員に対する奉仕や献身を通じて育てられた信頼や尊敬、共感だとしました。

さらに、リー氏はオープンリーダーシップの5つの定義を掲げています。

・顧客や社員の持つパワーを尊重すること
・絶えず情報を共有して信頼関係を築くこと
・好奇心を持ち、謙虚であること
・オープンであることに責任を持たせること
・失敗を許すこと

 

従来のリーダーシップとの違い

従来型リーダーシップ

オープンリーダーシップ

自分らしさや情報の可視化について考える時間は少ない

新しい関係づくりのために、自分らしさのマネジメントや情報の可視化を重視する

戦略を決定し、階層組織を通じて指揮統制を行う

戦略を決定し、ビジョンの共有を通じて献身と協働を促す

自身のコミュニケーション能力でビジョンや戦略を発信する

ネットワークを使ってビジョンや戦略を浸透させる

リーダーシップは得難い貴重な資質だと考えている

リーダーシップはどんな人にも潜在的に備わっていると考えている

主に経営幹部とのエンゲージメントを維持する

組織内外のあらゆる仮想とのエンゲージメントに積極的である

取引を通じて信頼を得る

エンゲージメントを通じて信頼関係を醸成する

情報漏洩を恐れ、厳格に情報をコントロールする

信頼関係の下での情報共有を促す文化を育てる

服従と連帯のためのルールを作る

リスクテイクのためのルールを作る

出典『フェイスブック時代のオープン企業戦略』

 

多様化する働き方の時代に求められる「ヨコ型」のリーダーシップ

かつてはトップダウン型、つまり「タテ型」の組織体制・リーダーシップが求められてきました。
組織の上に立つリーダーの資質は天性のものだと考えられていたのもこの時代のリーダーシップの特徴です。

しかし、近年では働く環境が大きく変化し、女性の社会進出や若年層・高齢層の活躍、時短勤務やリモートワーク等、同じ職場・同じ部署内だけを見渡してもメンバーを取り巻く環境や働き方は多様化しています。

こうした環境ではトップから一方的に指揮命令を取る従来のタテ型リーダーシップは以前のようには機能しづらくなっています。
多様な働き方・考え方に柔軟に対応することのできるヨコ型のリーダーシップが求められているのです。

これからのリーダーシップは、自らの権限による支配ではなく、メンバーを信じ、その力をいかにして最大化させるかが求められています。

そしてそのためには、オープンリーダーシップの考え方に掲げられる、メンバーへの奉仕や献身によって培われた、信頼や共感、そして尊敬の念こそが重要だといえます。

 

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