会話が弾む「心理的構造」とは?部下・上司、お客様との会話はどうすれば弾むのか? - 一般社団法人日本経営心理士協会
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2020.8.23会話が弾む「心理的構造」とは?部下・上司、お客様との会話はどうすれば弾むのか?

この記事の執筆者

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藤田 耕司(ふじた こうじ)

(社)日本経営心理士協会 代表理事/経営心理士、公認会計士、税理士

19歳から心理学を学び、1,200件超の経営指導の経験を基に成果を出す人の行動を心理学的に分析し、経営心理学として体系化。その内容を指導し、経営改善の成果を高める。
その手法を伝える経営心理士講座を開講。国内、海外からのべ4,000名超が受講。民間企業や金融庁でもその内容が導入される。日経新聞、日経ビジネス等、メディア取材も多数。

 

日本経営心理士協会代表の藤田です。

私は経営心理士として優れた経営者やビジネスパーソンの行動を心理学的に分析した結果を経営心理学として体系化し、経営のコンサルティングを行い、その内容を学ぶ経営心理士講座を主宰しています。

 

経営のご相談を受ける中で、お客様や部下、上司と仲を深められずに悩まれる方を多く見てきました。

人と仲を深めることは、経営・ビジネスの根幹をなすものです。

 

人と仲を深める上で必要となるのが会話を弾ませるということです。

でも自分は面白い話をするのはそんなに得意じゃないから、会話を弾ませるのは難しい。

 会話を弾ませることについて、そんな風に思っている方も多いのではないでしょうか。

 

これまで経営心理士として会話が弾む心理的構造を分析し、その内容を基に指導してきました。

その会話の心理的構造からすると会話が弾むかどうかの鍵は聴き手の影響力にあります。 

 

この聴き手の影響力と会話が弾む心理的構造をお伝えし、会話を弾ませられるようになった結果、組織のマネジメントや営業で成果を残されるお客様が増えています。

その実際の事例はこちらをご参照ください。

 

聴き手の影響力を発揮して、ビジネスで成果をあげた方の事例はこちら

 

 

今回はこの会話が弾む心理的構造の基本的な部分についてお伝えしたいと思います。

 

 

会話が弾むかどうかの主導権を握るのは聴き手

会話を弾ませることを考える上では、会話の心理的構造を理解することが重要です。

その構造の一つとしてまず知っておいていただきたいのが、会話が弾むかどうかの主導権を握るのは「話し手」ではなく「聴き手」だということです。

 

話し手が面白い話をすれば会話は弾むのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。

ただ、話し手がいかに面白い話をしても、聴き手が無表情、ノーリアクションで携帯をいじりながら話を聞いていたら会話は弾みようがありません。

 逆に、話し手がそれほど面白くない話をしたとしても、聴き手が目を輝かせて興味津々に、共感を示しながら話を聴いていると、話し手はどんどん話すようになり、会話は弾んでいきます。

 

例えば、居酒屋で会話が弾んでいる光景を見てみて下さい。

話し手の発言に対して聴き手が笑ったり、あるいは「分かる!そうだよね!」と共感を示したりして、良いリアクションをとっているでしょう。

もし聴き手のリアクションが悪ければ、話し手が何を話したところで会話が弾むことはありません。

つまり会話が弾むかどうかは聴き手の「聴き方」にかかっています。

 

 

「聴き手の影響力」とは

話し手の話が面白くなくても聴き手が良いリアクションを示せば会話は弾み、話し手が面白い話をしても聴き手のリアクションが悪ければ会話は弾みません。

そして、聴き手のリアクションが良ければ話し手はどんどん話し、聴き手のリアクションが悪ければ話し手は話す気がなくなって、話をやめてしまいます。

 

このようにして聴き手の聴き方は話し手に対して影響を及ぼします。

これを「聴き手の影響力」と呼んでいます。

 

聴き手はこの「聴き手の影響力」を発揮するため、会話が弾むかどうかの主導権を握ることになります。

そのため、話し手として会話を弾ませようとすると会話が弾むかどうかの主導権は相手が握ることになり、会話が弾むかどうかは相手次第となります。

一方で、聴き手として会話を弾ませるならば、会話が弾むかどうかの主導権を握ることができ、相手の話に対して良いリアクションを示せば会話を弾ませることができます。

 

 

聴き手として会話を弾ませる「質問力」と「聴く力」           

聴き手として会話を弾ませるためには、当然ながら相手に話してもらうことが必要になります。

相手に話してもらうために必要なのが質問です。

 

質問には話題を主導する力があります。

例えば、こちらが仕事に関する質問をすれば、相手は仕事の話をしてくれるでしょう。

住んでいるところに関する質問をすれば、住んでいるところの話をしてくれます。

このように質問によって相手の話題を主導することができます。

 

また、人には「聴いてもらいたい話」があります。

そのことについて質問されると、自ずと気分が高揚し、饒舌に話をしてくれます。

その話を聴き手として良いリアクションで聴くことで会話は弾んでいきます。

 

そのため、相手が聴いてもらいたい話に対して質問を投げ掛ける質問力は、会話を弾ませる重要な要素です。

 

 

「質問力」と「聴く力」がもたらす可能性

このように聴き手として会話を弾ませる上では「質問力」と「聴く力」が鍵を握ります。

この2つの力を磨くことで、話をすることが苦手でも会話を弾ませる力は身についていきます。

それは上司、部下、お客様といった様々な人と深い関係を築く力になり、ひいては経営・ビジネスでの成果にも繋がります。

 

この聴き手として会話を弾ませる「質問力」と「聴く力」については、経営心理士講座のビジネスコミュニケーション心理士コースクラスAで体系的にお伝えします。

更に掘り下げて、次のような点についてもお伝えしていきます。

 

・「聴いてもらいたい話」とは具体的にどういった話なのか、どういった特徴があるのか

・どういう質問が会話を弾ませる上で効果的なのか、その質問の特徴とは

・会話を弾ませた上で更に相手と関係を深めていくには、どういう話題に展開することが効果的なのか

 

 

新規会員数は3倍に、売上は4倍に                                  

トレーニングジムのパーソナルトレーナーをされている方は、この講座で学んだ質問法と仲を深める対話法を接客に活用しました。

その結果、お客様と短時間で関係構築ができるようになり、受講後は新規会員数は3倍に、売上は4倍に増え、更新率も71%から89%に上がったと報告して下さいました。

また、家族や友人といったプライベートの関係でも活用され、公私ともに対人関係に自信を持てるようになったとのことです。

 

また、ある管理職の方は部下との関係に距離を感じ、会話を弾ませるために自分が話さなければと考え、部下の反応はいまいちでも頑張って話していたが、それが大きな間違いである痛感したとのこと。

以来、聴き手として会話を弾ませる力を磨かれた結果、部下がどんどん話してくれるようになり、会話が弾むようになり、部下との関係がぐっと良くなったとのことです。

 

ビジネスコミュニケーション心理士コースクラスAの詳細は下記のリンクの通りですので、ご参照いただければと思います。

 

「ビジネスコミュニケーション心理士コースクラスA」の詳細はこちら

https://keiei-shinri.or.jp/applyinfo/course/soshiki/

  

各コースの日程はこちら

https://keiei-shinri.or.jp/applyinfo/schedule/

 

  1. 経営心理士講座はその成果の高さが認められ、金融庁や日本銀行、大手企業、士業の認定研修にも導入されています。

 

 

また、経営心理士講座の説明会である体験講座「経営心理学を用いると人材と業績はこう変わる」を毎月開催しております。

体験講座では70枚超のパワーポイント資料をお渡しし、経営心理学のポイントをダイジェストでお伝えしています。

 

「体験講座でここまで教えてもらえると思わなかった」「体験講座なのに充実の内容に驚いた」といったご感想をいただいております。

人間心理に基づいて経営やビジネスの現場を改善していくための情報をお伝えしていますので、ご興味がございましたらご参加いただければと思います。

 

 

体験講座「経営心理学を用いると人材と業績はこう変わる」の詳細はこちら

https://keiei-shinri.or.jp/open-seminar-management/

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

1200件の現場を変えた実践的心理学

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