インタビュー02 - 一般社団法人日本経営心理士協会
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経営心理士の活躍

経営者が潜在的に
抱える悩みやニーズが
見えるようになり、
大手からも仕事を受注。

株式会社港国際ワークスタイル研究所
近藤 由香 さん

作業中心の仕事から、組織コンサルティングへ業務内容を転換。
作業はAIに奪われる。今後の時代の流れに合ったサービスを展開。

まず経営心理士講座を受講した感想についてお聴かせ下さい。

近藤さん:受講を始めた当時は年上の部下との関係で悩み、精神的にずいぶん疲れた状態でした。

そこでその部下に講座で習った話の聴き方を徹底したところ、「いろいろあったけれどがんばりましょう」と言ってくれて、ずいぶん関係が改善しました。

以後、会社に行くのが精神的にとても楽になりました。あれは本当に嬉しかったです。

他にはどんなことが印象に残っていますか。

近藤さん:それまで自分は社労士として給与計算や社会保険の加入手続など、作業として請け負ったことをこなすという発想でしか仕事をしていなかったのですが、顧客心理の講座で顧客の潜在的な悩みやニーズを把握し、その悩みやニーズを解決するものを提供することで付加価値の高いサービスを作るということを心理学を交えて学びました。

これはとても大きな発見で、それまでの仕事に対するイメージが大きく変わりました。

その発見後、何か変化はありましたか。

近藤さん:この講座はディスカッションを通じて様々な経営者の悩みや課題を聴くことができるのですが、その中で経営者が潜在的に抱える悩みやニーズが見えてきました。

そして、今までの社労士の経験・知識をその悩みやニーズにあてはめていった時に、提供できるサービスがたくさんあることに気付きました。

それは具体的にはどのようなことですか。

近藤さん:例えば、採用に悩んでいる経営者の方が本当に多いと感じたのですが、採用を有利に進めるためにはその会社に応募したくなるような会社の魅力を表現する必要があります。その魅力の表現にあたってはホワイト企業認定や複業(副業)制度の導入など、これまでの社労士の経験・知識が活用できます。

また、講座の中で今後の時代の流れに関する話もあるのですが、そういった時代の流れと経営者の悩みに合わせたコンサルティングサービスを考えました。

そのコンサルティングサービスは実際に始められたのでしょうか。

近藤さん:はい。給与計算や社会保険の加入手続きといった作業は近い将来AIにとって代わられると思っていましたし、自分としてもコンサルティングには強い興味を感じたので、この講座で学んだことを活かしてすぐに始めました。

具体的には、ホワイト企業認定のコンサルティングやホワイト企業化に向けた就業規則の作成、複業(副業)導入コンサルティング、テレワーク導入コンサルティングといったサービスをご提供しています。

大手企業も含め、既に何社かのお客様からコンサルティングのお仕事をいただいています。

今後はどのような展開にしていきたいですか。

近藤さん:今の仕事にとてもやりがいを感じていますし、今後の新たな可能性も見えてきました。

また、顧客心理の講座の中で外部のパートナーと協力体制を創っていくための方法を学ぶのですが、そういった外部パートナーをもっと増やし、今後更にこのサービスを拡大していきたいと思っています。

株式会社港国際ワークスタイル研究所
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