インタビュー03 山本慎二さん - 一般社団法人日本経営心理士協会
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経営心理士の活躍

従業員の感情の変化に
気付けるようになり、
事務所運営にも
大いに役立っている。

山本会計事務所
山本 慎二 さん

経営の指導ができるようになり、複数の会社の社外役員にも就任。
自分の感情と向き合うことで家族や従業員との関係も大きく変わった。

まず経営心理士講座を受講した感想をお聴かせ下さい。

山本さん:私は税理士として会社の経営の相談に乗る中で主に会計・税務の相談が中心でしたが、人事の相談や販売戦略の相談など、もっと経営に踏み込んだ相談に乗れるようになりたいと思っていました。

そんな中、この経営心理士講座の存在を知り、正に自分が求めるものであると思い、受講しました。講座の内容はいずれも現場ですぐに活用できるかなり実践的な内容でした。

講座受講後は何か変化がありましたか。

山本さん:まず顧問先との関わり方が大きく変わりました。経営心理士講座を修了後、学んだことを活かして様々な顧問先の経営の相談にのれるようになりました。

部下のモチベーションを上げる、組織を成長させるための仕組みを作るといった人事戦略の相談や、販売戦略、営業戦略の相談にものれるようになり、それらの分野でも解決策をご提案する中で、お客様からずいぶん喜んでいただけるようになりました。

講座受講前に私が抱いていた「もっと経営に踏み込んだ相談に乗れるようになりたい」という願望が少しずつ実現していくにつれ、大きなやりがいを感じるようになりました。

税務相談のみならず経営についても関与されるようになったのですね。

山本さん:はい、経営のご相談も積極的に聴き、ご提案をするようにしました。

そういった関わりを続ける中で、いくつかの会社から社外役員になってもらえないかと依頼され、今では複数の会社の社外役員をやらさせていただいています。

社外役員としては、重要事項の意思決定に関わる、組織や人事の問題に関して相談に乗って指導する、代表者と幹部、社員間の人間関係を調整するといったことをさせていただいています。税務顧問という関わり方に加えて、社外役員という新たな関わり方ができるようになったおかげで、報酬も大きく上がり、事務所としても今後の新たな可能性が見えてきました。

事務所内の変化としては何かありましたでしょうか。

山本さん:この講座で習ったコミュニケーションを事務所の中でも実践するようにしたところ、事務所の雰囲気がずいぶん明るくなりました。

従業員の感情についてもいろいろと気付けるようになり、事務所運営にも大きく役立っています。また、家族との関係も大きく変わりました。

家族との関係はどのように変わりましたか。

山本さん:今までは家族に対して感謝の言葉を伝えることはあまりなかったのですが、自分の感情と向き合うことで伝えた方がいいことをきちんと伝えられるようになりました。

この講座の大きな特徴として、自分の感情と向き合う方法を教えてもらえます。このことは家族のみならず、従業員やお客様との関係も大きく変えてくれました。

もちろんまだまだ完璧というわけではありませんが、以前の私と比べると大きく進歩したと感じています。私にとってこの講座は公私ともに大きな気付きと新たな可能性をいただいた講座でした。

今後の展望をお聞かせ下さい。

山本さん:AIなどの進化によって、今後、会計事務所の仕事はなくなると言われていますが、私はそうは思いません。確かに単純作業は機械によって自動化され、そこに価値を見出しにくくなるかも知れませんが、単純作業が効率化できた分だけ経営者と深くコミュニケーションが取れるようになります。

経営の課題は複雑で、際限なく次から次へと現れてきます。そういった経営課題を経営者と共に考え解決していくことが、会計事務所のこれからの醍醐味になっていくことでしょう。その時に役立つのがこの「経営心理学」であると自信を持ってお勧めします。更なる成長に向けて、引き続き、取り組んでいきたいと思います。

山本会計事務所
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